Kobe Tor Road
トアロード地区まちづくり協議会
活動のご紹介
1.景観形成活動―トアロードらしいまちなみの形成
神戸が世界に開かれた都市として発展してきた歴史を今に受け継ぐトアロード地区では、南北にのび、海と山とを感じられるまち、エキゾチックでインターナショナル、様々な国の人と文化が交流するまち、というトアロードらしい特徴を発揮することをめざしてきました。
そんなまちづくりの取り組みのなか、平成9年1月17日の阪神淡路大震災の影響を受け、まちは壊滅的な状態に。いち早い復興をめざし、当協議会を設立後、まちづくりシンポジウムや住民アンケートなどを精力的に実施し、まちの再生ビジョンを作成しました。その柱の一つとして、「トアロードらしい景観形成」が掲げられています。
当協議会は、神戸第1号として平成9年10月に神戸市都市景観条例に基づく「景観形成市民協定」を締結し、平成14年7月には「景観形成市民団体」にも認定されています。また、より美しい景観を守り育てていくことをめざし、平成24年7月に「地区計画」の都市計画決定もされました。
認定以来これまで、「景観デザイン委員会」において様々な案件について協議を行っており、後世に引き継ぐトアロードらしい景観が広がってきています。
〈トアロード地区景観形成市民協定について〉
まちなみに関係する建築等をしようとするときは、次のまちなみ形成ルールに沿って行うようになっています。
○まちなみ形成ルール1―街路
緑化/花・プランター/看板・広告物/自動販売機/ゴミ対策
○まちなみ形成ルール2―敷地
駐車場・空き地
○まちなみ形成ルール3―建物
建物の形態/建物の色彩デザイン/夜間・休日の照明、シャッター/テント・フラッグ/工事期間中の仮囲いデザイン
○おすすめの色彩
・景観形成市民協定の区域で「ルール」に関わる改造や建築をされるとき
・新しいビルが建つと聞いたがデザインが心配
・看板を新しく取り付けたい、リニューアルしたい
・沿道をお花や緑で美しくしたい
どんなことでも結構です。まずトアロード地区まちづくり協議会事務局にお気軽にご相談ください。
協議会では、神戸市とともに、専門家も入る景観デザイン委員会が、建築主や工務店や設計者の方々とトアロードらしいデザインについて話し合いを重ね、みんなでトアロードらしい景観づくりを行なっていきます。
<ご相談の流れ>
どんなことでも、お気軽にご相談ください!
2.文化情報発信活動―トアロード独自の魅力発信
平成18 年度より、アート性のあるイベントをシリーズで展開し、トアロードらしい文化情報の発信を行っています。事業のテーマは『トアロード再発見』。トアロード地区で仕事や住まいを持っている人たちが、意外と知らないトアロードの歴史・文化、魅力などを自分たちの手で、また専門家の力を借りて「再発見する」ことにより、トアロードへの愛着とまちづくりへの熱意と気運をつくることをめざしています。ぜひ、お気軽にご参加ください。
■トアロードカレッジ
洗練されたセンスで異国情緒あふれる神戸トアロード。
TORROAD COLLEGEでは、「暮らし」に関連する分野をテーマとし、ちょっとしたきっかけやヒントを掴んで、暮らしの質をワンランク高め、自分らしいライフスタイルを確立していただくイベントです。
これまでに「食文化―神戸フード」や「ファッション―神戸スタイル」「フラワー&グリーン―神戸ガーデニング」をテーマに、神戸を代表する第一線で活躍 する方々にご登場いただきました。
■トアロードビジュアルフェスタ「フォトコンテスト」
平成19年度より「トアロードビデオフェスタ」を2回開催し、その後、表現方法をビデオ映像に加え、写真での作品づくりも対象とし、より多くの方々がご参加いただけるようにした「トアロードビジュアルフェスタ」を平成20年度より開催。テーマに沿ったアート性のある作品のなかから優秀な作品について公開審査を行ない、トアロードの魅力を内外に発信しています。
※掲載写真は過去の受賞作品です
3.コミュニティガーデンプロジェクト―誰もが参加しやすいまちづくりをめざして
平成15年度に「トアロードビジョン2001」を策定し「TOR ROADインターナショナルアートタウン」をまちづくりのスローガンとして、「世代をこえて楽しめるまち」、「明るく知的でエキゾチックな独自カラーをもつまち」、そして「花と緑あふれる美しくうるおいのあるまち」を目指す。その中で、重点事業として花と緑あふれる美しくうるおいのあるまちづくりを進めるため、トアロードガーデンプロジェクトを推進しています。
沿道には、デザインコンペで受賞された作品をみんなで制作した街角ガーデン「コミュニティガーデン風の庭」があり、定期的なお手入れ・管理も行っています。
トアロードに面したマンションの敷地では、草花や樹木などで通りを演出するなど、この活動がエリア内にも広がっています。
○テーマ インターナショナル&ナチュラル
○カラー パープルを基調とするカラーコーディネート
○植栽
・国際的な自然感覚の樹木・・・・・・オリーブ・ミモザ・シマトネリコなど
・季節感のある低木・・・・・・・・・・・・ コデマリ・ローズマリー・エリカなど
・おしゃれ感のある草花・・・・・・・・・ハーブ・サルビア・スミレなど
これらのミックスにより、立体的でまちを引き立たせる植栽とする
〈これまでの活動の概要〉
※震災直後より、まちづくりシンポジウムやフォーラム、住民アンケート調査、ガーデニングイベントなど積極的な事業展開を継続的に行っています。